私が古民家に興味を持ったきっかけは、岩手県花巻市にある築90年超の実家について考え始めた時でした。父は「建物はカネを生まない」という人で、建て直すという選択はなく、この実家の処分は将来的に自分に降りかかってくるな、と感じた時でした。
同じころ、幼馴染の建設会社社長から「お前のところの実家、解体する時はうちでやらせてくれ」と言われたことを思い出し、「この建物って、こんなボロ屋敷でも何か価値があるのかな?」と考えるようにもなりました。
そんな時、会社のFAXに「古民家鑑定士」なる資格のDMがあり、「これはなにかのめぐり合わせかも知れない」と、早速受験。古民家鑑定士1級に合格しました。
私は建設会社でも解体屋さんでもありませんが、今までのお取引により培った人脈を活用しながら、古民家の再生や利活用について、同じ志を持った方々とともに、少しでもお役に立てればと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします。
一般社団法人岩手県中央古民家再生協会
代表理事 晴山 裕一郎